2011年1月24日月曜日

20's Style Striped Trousers

今日ご紹介致しますのは、20's Style Striped Trousersです!!

基サンプルは数年前に古着屋さんで一目惚れし
高額ではありましたが購入したトラウザースです!

これがまた細かい所が凄い!!
ここまでやるか!!と思わせる代物でした。
いつか作ろうと温めていました。

*ストライプドトラウザースとは
モーニングコートやディレクタースーツなど
男性の昼の礼装に合わせる黒とグレーの縦縞がはいったパンツの事です。

こちらの生地も生地屋さんと共同開発させて頂きました。
杢ストライプと無地場の構成でクラッシックな雰囲気抜群です!


*フロント部分
ボタンフライ仕様で天狗部分の引っぱりが
続きになっており無駄なゴロ付きを防いでいます。

クラッシックなフックが取り付けてあり
ウエストのホールド感をキープしています。
*バックスタイル
後ろはVカットのハイバック仕様でサスペンダー釦が付いております。
シンチバックで腰部分のゆるみを自分サイズにアジャストできます。
検針対応ではない二本爪のバックルです。
右後ろのみポケットが付きます。
両玉フラップの細めでカーブがなんともイヤらしくて良いです!

右前部分にはフォグポケット。
柄合わせバッチリです!!


使用している釦はヨーロッパの軍でも取り入れていたテント用の三ッ穴釦
通常の四ッ穴釦よりも糸掛けの回数が多いので摩擦に強いのですが
機械付けが出来ません。。。工場さん、お手間取らせてすみません。。。。


そして腰裏!
縞スレーキと無地のスレーキのコンビで構成されております。
ベルト芯ですが、今では通常付属屋さんで手配出来る
綿や麻のフラットな芯を使用するのですが
今回は古物同様、俗に言うドンゴロスを使用しました。
(コーヒー豆が入っている麻袋の様な物)
麻は摩擦に強く、吸収性に富んでおりテーラードの芯地に昔はよく使われていました。

古物はベルト芯を通常地の目で裁断縫製していますが、
張りが出やすく伸び縮みを考慮してバイアスカット(斜め取り)にしております。
    新作↑

    古物↓(ベルト芯の違い判りますかね?)
1920年代のドイツ製トラウザースです。
(ブランド名、直訳で二匹の獅子!!/ドッペルゲンガーのドッペルです。)
しびれる所がまだまだあるのですが(縫い代の取り方、縫製のやり方など)
是非、手に取って感じて頂きたいです!!



上代¥21,800 税込み¥22,890
カラー/ブラック
サイズ/32.34

*来春に向けてコットンウールのヘリンボーンでも
同型を製作しようと思っております。

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